格安SIM「MVNO」への乗り換えのポイント
ここ最近、多くのMVNOサービスが開始されて話題になっています。
月々の携帯料金がお安くできるアレです。
今回は、MVNOに乗り換えるときにすべきことや検討すべきことを何点か紹介します。
MVNOとは?
MVNOとは何なのか、MVNOにするとどんないいことがあるのか、について説明します。
MVNOサービスとは、大手キャリア(主にdocomo)の回線の周波数帯をMVNOの会社がレンタルし、低価格で利用者にモバイルネットワークを提供しているサービスのことです。
なぜ低価格でできるのかというと、それはサービスと維持管理にあります。
docomoは細かいサービスやサポートがありますが、MVNO各社にはそのようなものはありません。
また、docomoは日本中のアンテナや基地局などの維持管理をしなければなりません。
それには大きなコストが必要になりますが、MVNO各社はそれをする必要はありません(docomoが整備してくれているので)。
よって、MVNO各社は低価格で利用者にインターネット回線を提供することができるのです。
MVNOの良さは、もうお分かりだとは思いますが、低価格ということです。
1000~3000ぐらい月の料金を節約できると思います。
他に地味に嬉しいのが、大手キャリアは契約期間に縛りが付くことが多いです。
2年縛り、とかよく言いますよね。
ですが、MVNOはほとんどの場合月単位で契約の変更が可能です。
また、大手キャリアの場合はそのキャリアから発売されている端末しか使えませんが、MVNOに乗り換えると、SIMフリー端末が使えるようになります。
これにより、使用できる端末の幅が大きく広がります。
前述のとおり、契約に縛りは無いので、新しい端末が出たらすぐに機種変更をすることも可能です。
MVNO選び
MVNOの会社やサービスはたくさんありすぎてどれにすればいいのか分からない…
という悩みを抱えている方が多いと思うので、選び方のポイントをいくつか。
1. インターネット使用度
細かく、インターネットの通信量、使用場所、がポイントになります。
MVNOでは各社とも、通信量によっていくつかのプランが用意されています。
月にどのくらいの量の通信を利用できるかによって料金が異なります。
そう言われても、具体的にどれくらい使っているかなんて分からないので、現在のキャリアのサポートページなどで、月の大体のインターネット使用量を確認することをおすすめします。
その通信量にあったプランを選択すると良いでしょう。
ちなみに、MVNOを利用中に契約分の通信量をオーバーしてしまうとインターネットが全く利用できなくなるか、というとそういうことは無く、超超低速になりますが通信は可能です。
速度的にメールやSNSが使える程度です。
2. 音声通話使用度
ほとんどのMVNOはデータ通信のみのプランですが、中には音声通話がセットになったプランもあります。
ですが、MVNOの通話料はそこまで安くはないです。
通話料なら大手キャリアの方がお安いので、音声通話多く利用する人はインターネット用はMVNO、通話用は現在のキャリア、とSIMを分けるのがお勧めです。
つまり2台持ち。
通話のみの契約は非常にお安いので、2台分の契約になっても最終的にお安くなります。
頻繁に利用しない人は、音声通話付きのMVNOプランにするのが良いと思います。
最近だとインターネットを利用したLINEやSkypeの通話なども普及しているので、これで事足りる人も多いでしょう。
以上を考慮することで、ある程度サービスは決められると思います。
MVNO各社の選び方は、自分の望むプランが有るかどうかや、インターネット上の評判などで判断すると良いと思います。
ここにその候補をいくつか上げておきます。
b-mobile ホーム(bモバイル)|スマホの月額料金を安く!格安SIMカードを提供する日本通信
OCN モバイル ONE - 格安SIMカードで、スマートフォンのパケット代を毎月定額900円に| OCN プロバイダ(インターネット接続)
端末選び
先にも述べましたが、MVNOのSIMはSIMフリー端末で利用できます。
しかし、逆に今所持しているキャリアの端末で利用できなくなってしまうというデメリットもあります。
ただし、今docomoを使っている場合は、その端末をそのまま使えます。
MVNOがdocomoの回線を使用しているからです。
端末を利用する方法は3通り。
- SIMフリー端末を買う
- SIMフリーWi-Fiルーターを買う
- SIM+端末セットのプランで契約する
1. SIMフリー端末を買う
数多くの端末の中から自分の好きな端末を選べます。
しかし、数万円の初期投資が必要になります。
2,3万円程度の安価でハイスペックな端末も最近では多くあるので、そういった端末を選ぶのも良いでしょう。
おすすめの安価ブランドは、Nexus、Xiaomi、Zenfone、ONE PLUSなどです。
2. SIMフリーモバイルルーターを買う
SIMフリー(もしくはdocomo製)のモバイルルーターはスマートフォンより安価(2万円程度)で入手可能です。
モバイルルーターを購入すれば、現在使っているdocomo以外のスマートフォンをそのまま利用することが可能です。
参考 : 格安SIM(MVNO)が使える SIMフリー のモバイルルータ主要8製品の比較 - NAVER まとめ
3. SIM+端末セットプラン
最近、月いくらで端末とSIMが利用可能、といったプランが増えています。
まとまった出費も必要なく、安価に端末を利用できます。
自分で端末やルーターを用意するのが難しい人にはおすすめです。
端末選びは制限されてしまいますが。
終わりに
以上がMVNOに乗り換える時に考慮することです。
おさらい
- 通信量
- 通話料
- 端末
この3つに注意すれば、確実に月々の携帯料金を節約できます。
結構複雑だったり、知識が必要だったり、まだまだ敷居が高いですが、
まだMVNOに乗り換えていない人でこの記事をみた人は、是非この機会にご検討してみてはいかがでしょうか。